2023/08/31
Galaxyの折りたたみスマホを人に勧めづらい一番の理由について
もうすぐGalaxy Z Fold5とFlip5が国内で発売されるが、これを機に折りたたみスマホデビューを考えているユーザーもいるのではないだろうか。
私も、約2年間Galaxy Z Fold3を愛用してきたが、今更普通のスマホには戻れないくらい気に入っている。
個人的にはものすごく気に入ってはいるのだが、実のところ人に勧めるのは難しいと感じている。もちろん、高価であることもそうだが、Galaxyの折りたたみスマホ(以下Galaxy Zシリーズ)は一つ欠点を抱えていて、それが人によっては大きなマイナスポイントになるからだ。
今回は、その欠点について書いていこうと思う。折りたたみスマホを検討しているユーザーはぜひ読んでほしい。
では、Galaxy Zシリーズの欠点とは、メインディスプレイの保護フィルムが2年間持たないことだ。
私のGalaxy Z Fold3も使い始めて1年くらいで中心部からフィルムが浮くようになってしまった。
剥がれたなら貼り替えれば良いだけと思うかもしれないが、これがそう簡単ではない。
折りたたみスマホのメインディスプレイは、特殊な保護フィルムが貼られており、これを自分で剥がしたり貼ったりすると補償の対象外となる。
じゃあ、どうするかと言うと、方法は2つある。
1つ目は、故障時などと同様に携帯会社の補償サービスを使う方法。補償サービスに入っていれば、いつでも誰でも利用できて、契約によっては、端末が戻ってくるまでは代替機の利用も可能だ。この方法の欠点は、端末の初期化が必須であることと、手元に戻ってくるまでに日数がかかること、そしておそらく費用も数千円発生する。壊れてもいないのに初期化する必要があるのは抵抗があるのではないだろうか。
2つ目は、Galaxy Harajukuか全国のGalaxyリペアコーナーで貼り替えてもらうこと。この方法では、初期化することなく、しかもその場で無償で保護フィルムを貼り替えてもらえる。
しかし、Glaxy Harajukuは東京、Galaxyリペアコーナーは、東京と各地方の主要都市のdocomoショップの中にあるため、田舎民は利用に苦労するという欠点がある。
私も田舎民なので、わざわざ新幹線に乗ってGalaxyリペアコーナーまで貼り替えてもらいに行ったくらいだ。
更に、docomoショップの中にあることで気づいたかもしれないが、auのGalaxy ZシリーズユーザーはGalaxyリペアコーナーを利用することはできない。
ここまでで、ただ保護フィルムを貼り替えるだけなのだが、結構大きな問題だということがお分かりいただけただろうか。
docomoの場合、東京もしくは、地方主要都市のdocomoショップに容易に行ける環境にあること、もしくは補償サービスによる初期化を許容できるユーザーが条件となり、auだと更に条件が厳しくなる。
実際のところ、auの方が端末価格が安く、何よりdocomoのようにダサいロゴがデカデカと端末に付いていないため、auを選びたい人はいっぱいいるだろうが、この条件によって田舎民はdocomo一択と言わざる得ないし、それでも人には勧めづらい。
逃げ道としては、やはりdocomoにはなってしまうが、いつでもカエドキプログラム+によって端末の1年レンタルが可能となったので、保護フィルムが剥がれかけたタイミングで新機種を契約するというのも手かもしれない。保護フィルムが剥がれかかっていると、故障品扱いでプラス料金が取られてしまう可能性はあるが…。
先にも書いた通り、折りたたみスマホ自体はものすごく便利なのだが、折りたたみスマホを使い続ける場合、必ずフィルムが剥がれてくる。これを許容できる者だけが折りたたみスマホユーザーになれることを覚えていてほしい。
ここまで書いていてふと思ったが、GoogleやMotorolaの折りたたみスマホはどうなっているのだろうか。1年後にフィルムが剥がれだして、フィルム交換に高い修理費用を取られて阿鼻叫喚となったりしそうで怖い。
最後に、もし、最新のGalaxy Zシリーズの保護フィルムが実は強化されていて、2年余裕で持ちますよという話だったら喜んで謝罪したいと思う。ではまた。