2022/06/09
Kindleアプリから電子書籍が買えなくなった問題について
ついにAndroidのKindleアプリで電子書籍を購入することが出来なくなった。
これは、Googleストアのポリシーの問題で、要はユーザーがアプリ内でスマホで利用できるコンテンツを購入した時は、Googleに手数料を払えってこと。
Amazonとしては、手数料を払いたくないし、ユーザーから手数料分だけ徴収するわけにもいかないので、購入できなくしたってわけ。
これはAndroidの話だけではなくて、iOSは以前からずっとアプリ内購入は出来なかった。
俺がiPadを止めた理由の一つが、このKindleアプリでアプリ内購入が出来ない問題だったので、Androidでもこれが出来なくなったのは悲しすぎる。
ピンと来てない人のために、Kindleアプリで電子書籍が購入できないことの問題点を挙げると、例えば漫画を読んでいる際に、1巻を読み終えるとクリック一つで2巻を購入し2巻を読み始めるってことが出来ない。
小さい手間かもしれないが、読む気を削ぐ行為になるので、2巻は我慢して後日にしようかなって思ってしまうかもしれない。これは、Amazonにとっても結構なマイナスだと思う。
それと、Amazonショッピングのアプリでも電子書籍は購入できないので、WebのAmazonを利用する必要がある。
しかし、普段スマホを使っているユーザーならわかると思うが、WebのAmazonを利用しようとすると、Amazonアプリに紐付けられていて、アプリに遷移する。
これを解除する必要があるのだ。解除する手間もだが、Webよりアプリの方が使いやすいので、これを解除すると電子書籍以外の購入が煩わしくなってしまう。
Kindleアプリから電子書籍が買えなくなっただけだが、結構ユーザーにとってはデメリットがあるのだ。
じゃあ、Amazonはどういう対応を取るのかというと、考えられる対応策は3つあると思う。
1つ目は、対応策を取らないという対応。個人的には、これが最有力だと思う。だって、ずっと前からiOSではアプリ内購入ができなかったけど、別の手を打ってないんだから。
2つ目は、Amazonのアプリストアでアプリ内購入出来るバージョンのアプリをリリースすること。Googleを介さなければこれまで通りアプリ内購入は可能なので、Amazonのアプリストア版とGoogleストア版で違ったアプリをリリースすれば良い。ちなみに、現時点ではAmazonアプリストア版はGoogleストア版より一つ前のアプリ内購入が出来るバージョンのままらしい。これをアップデートする必要が出てきた時に、どうするのか注目したい。
3つ目は、Kindle端末の強化だ。スマホで買えないなら、スマホじゃなくて電子書籍用の端末使おうよ、それならそこから電子書籍買えるから。という作戦を取ること。ここからは超個人的願望なんだけど、そうするにあたって、Kindle端末のグレードアップをしてほしい。特に、Kindle端末の最上位モデルは、未だにmicroUSBを利用する化石モデルだ。どうせなら、スペックアップだけでなく、カラー化してほしいと思う。他社ではカラーの電子ペーパーを閲覧出来る端末が市販されているわけだから、Amazonの力をもってしたら可能だと思う。
まあ、現実的にはKindleや、Kindle Fireをセールの度にディスカウントしていく方法を取るんだろうけどね…。
最後に、ちなみになんだけど、Kindleの読み放題プランである、Kindle Unlimitedはどうなったかというと、あれは購入ではなくレンタルだし、レンタルする際に料金が発生しているわけではないので、これまで通り利用できる。書籍の種類によるけど、アプリ内購入できなくなったからKindle Unlimitedで代替するのもありかもしれないね。